弊社所属女優アーティスト、音井のの、
映画『私だってするんです』クランクアップ記念!
今夜(令和弐年参月拾八日)放送の『相棒18』最終回スペシャル(ちょこっと)出演記念!!
スペシャルインタビュー その1(←『行け! あひるお姉さん』調)
――聞くわね?
音井 なんであひるお姉さん語なんですか?
――クランクアップした今の心境は?
音井 「終わった~~!」と思いました。もう本来であれば撮り終わっているはずのシーンが、いろいろな事情により、「このシーンは今度」、「このシーンはまた今度」ってどんどん後に後にといったので、「どうなることやら?」と思いながらも、「あ、ホントにクランクアップした!」と思いました。無事に終わってよかったです。
――本音は?
音井 本音で言うと「ああ長かったな……」という感じですね。だって分量的には1週間ぐらいで撮り終える分量を、11月にスタートして、翔び翔びで、終わったのがこないだ。1月でしたよね?……いや、2月だ! 2月までかかって……
――大作ですね。
音井 本当、「大河か!」っていう。いやでも面白かったです。
――共演のゆうたろうさんの印象は?
音井 やんちゃなおじさんという感じで。若干コワモテではあるんですけど、すごい優しくていい人でした。会ったとき前髪を降ろされていて、「ンッ!? って。だいぶ写真と印象が違うぞ」と思ったんですけど、お喋りしながらヘアメイクをご自分でされてて、「あ、段々、(石原)裕次郎になっていく。あ、木暮さんがいる!」みたいな(笑)。校長先生なので、木暮さんではないんですけども、「こんなに自分で作りこまれてすごいな」と思いました。お芝居もすごい堂々とされていて面白かったです。
いやでも、全く似てなかったらそこまで寄せることもできないと思いますし、なんでしょう、フォルムはすごい似てるじゃないですか? だから努力されてすごく地を作っているんだな、とは感じました。
――沢村真知子先生役はいかがでしたか?
音井 真知子先生は、私立夜唄高校の教師なんですけども……
――あれは“よばいこうこう”ではなく?
音井 なんかどっちでも……てっきり“やばい”だと思ってました。ヤバイ人がいっぱいいる学校なんだと思ってました。あれ? なんかルビ振ってませんでしたっけ?
夜に蛽(ばい)貝の“蛽”みたいな感じですものね。そういう学校の生物の先生なんです。でも原作だと沢村真知子という人物はいなくて。コミックス原作を読んでいただいている方には分かると思うんですけど、ちょっとおっちゃんの先生だったり、教員室で説教しているおばちゃんの先生だったり、いろんな先生を、沢村真知子というひとりの女性教師に集約していただいて、私が演じさせていただくってことになったんですけども。なんでしょうね、最初はちょっとこう新米の教師が「一生懸命頑張るぞ!」っていうイメージを作り込もうと思ってたんですけど、今回はですね、監督から「実年齢以上に老けてください」っていうオーダーをいただいたので。ヘアメイクの鎌田(英子)さんにもご協力いただき、自分より歳上の、ベテランまでいかない中堅ぐらいの、イメージで言うと30代後半ぐらいのイメージで演じさせていただきました。
(その2につづく)
(C)小谷真倫・新潮社 (C)2020 映画『私だってするんです』製作委員会
※実際には「夜唄(やばい)高校」が正解です